庭木コラム

4月庭木の剪定方法【庭の歳時記】

4月庭木の剪定方法【庭の歳時記】

お庭を楽しむ皆様にとって、待望の季節がやって来ました。
4月はぴかぴかの新緑が芽吹き、美しい花が咲く時期です。4月の庭木のお手入れポイントをご紹介いたします。

 

 

雑草対策

この時期から梅雨が明けるまでは、一雨ごとに雑草が成長します。
この時期の雑草対策を逃すと熱中症との戦いをすることになります。雑草の発芽前~発生初期に適切な対策をすることで、数か月単位で雑草の悩みから解放されますので、ぜひ4月は雑草で手を焼かないためにも時間を確保して雑草対策を行いましょう。
草刈りは根を退治しないため、結果雑草の株を増やすことになります。雑草の量を減らすためには、抜き取り除草か除草剤の散布が必要になります。
除草剤には粒状タイプと液状タイプがあります。
これから生えてくる雑草を抑える目的であれば粒状タイプの除草剤がおすすめです。雑草の根から薬剤を吸収させて枯死させることができ、土の中の種にも有効です。雑草の背丈があまり高くないうちに使いましょう。
液剤タイプの除草剤は茎や葉に作用するため、速効性が特徴です。早いものは撒いて翌日から効き始め、数日で雑草が完全に枯れてしまう効果も期待できます。ただ除草効果が継続する期間は粒剤よりは長くありませんのでこまめな除草作業が必要になるでしょう。

また、注意点として除草剤の散布場所に関しては、樹木の根の周りは避けるよう注意が必要です。
 

土の入替え

最近よくご相談を頂く内容のひとつに、新築住宅を建ててから3経過した頃から樹木が成長せず、葉を振るい始めたり、芝生が雑草に代わってしまうというものがあります。
この原因は、建築コスト軽減による植栽土の不足です。それにより樹木は根腐れを起こし、葉を黄色くしたり、葉数を減らしたりします。
対策としては、根が成長するこの時期に樹木の根の下や周りの植栽土を入れ直してあげることで、樹木や芝生は驚くほどに元気になります。

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